
[セット内容]
・風の森 ALPHA7 2023
・酒直し薬
・HARIO社製コラボ 100ml ビーカー 風の森ロゴ入り
■風の森 ALPHA7 2023 奈良県産 秋津穂 100%使用
無濾過無加水生酒
精米歩合 非公開
アルコール分 16度
原材料 米(国産)、米麹(国産米)
金剛葛城山系深層地下水 超硬水 硬度250mg/L前後
菩提酛仕込
■酒直し薬
スピリッツ 50ml
アルコール分 40 度
※大和蒸溜所特製
※この商品は2本分の送料となります。予めご了承ください。
<酒蔵からのコメント>
今回ご用意している日本酒は、クローブを思わせるスパイシーさや、木の様なフレーバーを持っています。なぜなら、風の森 ALPHA シリーズで、菩提酛造りを行いながらも、清酒酵母や麹菌、乳酸菌だけでなく、その他の微生物による味わいや香りをお酒に重ねるチャレンジを続ける中で、意図せず野生酵母が活躍し特徴的なフレーバーが生まれたからです。この特徴的なフレーバーは今まで日本酒業界の中では必ずしも肯定的に捉えられるものではありませんでしたが、今回の ALPHA7 2023 では「酒直し薬」の香りを重ねていくことで、日本酒の新たな魅力を見出すという新しい試みです。
この ALPHA7 2023 誕生のヒントとなったのは、江戸時代初期に書かれた醸造技術書「童蒙(どうもう)酒造記」の内容です。この書物の中には清酒の製造について、原料処理から仕込み、お酒の搾りの工程に加え、搾った酒の夏期の腐敗を予防する火入れ作業や貯蔵、変質してしまった酒や醪の調整方法についても触れられています。
「童蒙(どうもう)酒造記」にて記載されております密練と言われた秘伝の「酒直し薬」を用いることで、味わいや香りのバランスを崩してしまった日本酒を再び楽しめる様に直したという記述があるのです。
この「酒直し薬」の記述をヒントに、大和蒸溜所にてすべて奈良県産の生薬を用いた特製のオリジナルスピリッツを製造致しました。
生薬としても使われる桂皮(ケイヒ)の樹皮から作られる香料である肉桂(ニッキ)、同じく生薬である山椒、大和当帰(ヤマトトウキ)、キハダの実と日本固有の柑橘である大和橘(ヤマトタチバナ)を使用しています。
肉桂がもたらす香りは甘みを伴い、山椒の青くさわやかなスパイシーさがそれぞれの魅力をより引き立てます。また、キハダの実の特有の苦みは酒の味わいに深みを与えます。
この「酒直し薬」を、付属の HARIO 社製オリジナルビーカーに注いだお酒にスポイトで数滴加えれば、それぞれでは味わえない新たな香りや味わいを見つけることが出来るはず。あなただけのお好きな配合を見つけてみてはいかがでしょうか。日本酒の新たな可能性を探った「風の森 ALPHA7 一期一会 2023」で日本酒をもっと自由にお楽しみくださいませ。
※大和蒸溜所について
私たちは奈良県のボタニカルを用いたクラフトジンを「大和蒸溜所」で蒸溜しています。
ジンはもともとヨーロッパでは薬用酒として薬効のあるボタカルを用いて造られていた歴史を持ち、私たちの蔵がある奈良県は生薬発祥の地という由縁から、2018 年、蒸溜所を開所いたしました。